研究開発
Research & Development
Research &
Development
- トップ
- 研究開発
独自企画のライフテクノロジーで開発・実現します。
当社は、「ライフテクノロジーに一過性の流行は要らない、本当に役立つものは定番化する」という考えのもと、
未来の定番となりうる発想を志向し、さまざまな開発パートナーと共に研究と開発を行っています。
私たちが約束する価値・強み
Value
-
D2Cならではのお客さまとのダイレクトな繋がりを活かし、最大を目指すよりも、一人ひとりにとっての「最適」なマッチングを重視した製品サービスを追求し提供します。(最大よりも最適®)
-
得意領域であるダイレクトマーケティング・クリエイティビティ・ホスピタリティを活かし、より豊かで、より楽しく・より効率的な選択肢をプロデュースし続けます。
-
流行は要らない、追わない。未来の定番となりうる発想とライフテクノロジーで開発・実現します。
-
世界特許の技術やエビデンスに基づいた、確かなクオリティを追求します。世界水準の高度な技術のもと、確証の無いものはつくりません。
-
売れるマーケットありきの発想ではなく、ひとりの人間(社員)として、欲しい・大切な人に提供したいという強い志からプロデュースされる、感情のある製品・サービスを提供します。
-
製造と販売が増えるほど、その源となる自然環境がより豊かになるような良循環型サイクルを実現します。
(サステナブルサイクルサプリメント®構想)
取り組み
Initiative
特殊技術で長時間のデリバリーシステムを実現。
例えば、私たちの開発成分のひとつ「ビタブリッドC」。ノーベル化学賞審査員を擁する先端研究陣による抗がん剤開発のためのドラッグデリバリーシステム(DDS)を応用し、万能ビタミンC※1と必須ミネラルを独自構造で組み合わせたハイブリッドパウダーは、世界でも認められた特殊技術によって純粋ビタミンC※1の約12時間浸透※2を実現しました。
LDH※3の層でピュアビタミンC※1の成分を挟んで守り、伸縮することで、中にある成分を徐々に安定的に共有することを実現しました。肌へ塗布された後、汗(NaCl)などの老廃物や自然な皮膚呼吸から生じる不要なものと結合しようとする働きがあり、その代わりに中のビタミンC※1が放出・交換され(イオン交換方式)、肌の奥へ長時間浸透※2していく仕組みです。
「LDH※3」の応用がビタブリッドC開発の鍵に。
「ビタブリッドC」が世界中の人々の
役に立てば本当にうれしいことです。
2008 英國王立化學會碩學會員
2007 韓国最高科学技術人賞
2004 フランス政府功労勲章 など
東京工業大学大学院材料工学博士号
ミュンヘン大学大学院化学博士号 など
「ビタブリッドC」開発の鍵となったLDH※3は、無機二重層水酸化物(layered double hydroxide)といって、最初はこのナノ物質を薬物伝達体として応用することから始まりました。
ビタミンC※1が素晴らしい成分であるのは周知のとおりですが、ビタミンC※1をそのまま安定化させる技術を採用している化粧品は、世界を見ても当時はまだ前例がありませんでした。そこで、ビタブリッドC開発者のチェ・ジンホ教授は、「ビタミンC※1を安定化する技術としてLDH※3を使用すればいいのではないか」というアイデアを持つようになりました。
LDH※3は、ドイツの有名な化学会誌『Angewandte Chemie』にて発表され、学術雑誌『Nature』のハイライトにも掲載。さらに、米国化学会誌にて世界有望8大技術に選定されました。そんな技術を人々のお役に立てるようにしたいという想いから、製品化のための研究をスタートしました。
LDH※3は、ヒトの生体に必要なミネラル※3(亜鉛)です。このような生体に良い物質とビタミンC※1をひとつに融合(=ハイブリッド)した新しい物質のため、「ミネラル※3とビタミンC※1のハイブリッド」として、チェ・ジンホ教授が「ビタブリッドC」と名付けました。ハイブリッドを作って応用することは、チェ・ジンホ教授が約30~40年の間、人生を捧げてきた研究成果です。
その後、開発された「ビタブリッドC」は、全世界から約670社もの企業が訪れたコスモプロフ(アジア最大級の国際美容展示会)でも注目を集め、2016年には「次の時代を作る」トレンドセッター賞を受賞。
また、専門家らの審査によって、生活商品の品質価値を選定されるモンドセレクションにおいて、「ビタブリッドC」は2016年および2017年の2年連続で「最高金賞」を受賞するなど、国内外において高い外部評価を得ています。
※2 角質層まで
※3 収れん成分
独自成分「ペプチブリッド®」。
肌にハリ感を与える効果を持ち、保湿成分として注目されるペプチドですが、一方で浸透※2しにくいという弱点がありました。
その弱点を克服するための研究を重ねてたどり着いたのがLDH※3をベースとした有無機複合技術(Organic Inorganic Hybrid Technologies)。生体親和型ミネラル※3である酸化亜鉛を通じてペプチドをLDH※3層に安定的に保管する形で肌に伝達し、凝集しようとする性質を持つペプチドを分散させて肌への吸収を改善させました。
このDDS(Drug Delivery System)技術をペプチドに適用した独自成分「ペプチブリッド®」を開発し、ペプチドの安定化と肌への浸透力強化※2を実現しました。
また「ビタブリッドC」と「ペプチブリッド®」のハイブリッドテクノロジーも実現。
「ビタブリッドC」が長時間浸透※2して輝く※4肌をサポートしながら、独自成分「ペプチブリッド®」が内側から働きかけ、ふっくらとハリのある肌へと導きます。
※3 収れん成分
※4 保湿による
「最大よりも、最適®を追求し続けます」という当社の考えのもと、
お客さまに提供したい価値に合わせて、高品質・高技術な開発パートナーを選定し、共同開発も行っています。
例えば、ある開発パートナーは、国内屈指の高い研究力と知見を持つ大学と産学連携し、研究成果の実用化を推進した実績を持ちつつ、高い専門性を備えた人材と設備をそろえて新規素材の開発を行っています。
このような豊富なビジネス実績と充実した研究開発力を持つ開発パートナーとの協力体制からできあがった製品のひとつが、当社の代表製品である糖脂ケアサプリ「ターミナリアファースト」です。
代表製品「ターミナリアファースト」
健康のことを考えて、食べることを控えたり食べ方を工夫したりすることは、もちろん大切。ただ、美味しいものを食べる瞬間は、人生において大きな喜びのひとつだと思います。
もっとシンプルに、身体にも良いカタチで、心置きなく「美味しい」を愉しみたい。そんな想いで、糖脂コントロールができる素材探しが始まりました。
新規素材開発では、世の中にはまだ効能が明らかでない植物も多くある中、当時はゴマ、エンドウ豆など、健康に寄与する植物をさまざまな角度から幅広く模索。その数、国内外で100種類以上に上りました。
そして、たどり着いたのが、主に南アジアなどの熱帯地域に自生する「ターミナリアベリリカ」の実でした。
インド神話や古代書物にも登場する伝統的な果実で、インドだけでなく、今や世界中で注目を集めています。
そんなターミナリアベリリカの実から「没食子酸を含むエキス」を抽出することに成功。
本格的な開発プロジェクトがスタートしました。
そして、開発を進める中で、複数の素材と比較し、ターミナリアベリリカの効果が特に優れていることを確認。
食事から摂った糖の吸収を抑え、
食後血糖値の上昇を
抑えると
報告されているターミナリアベリリカ
糖質吸収阻害作用の比較
(αグルコシダーゼ阻害活性効力比)
-
各原料のαグルコシダーゼ阻害活性を測定し、得られた阻害率から阻害曲線を作成、各原料のIC50を求めた。
ターミナリアベリリカ抽出物のIC50とその他の原料のIC50の比を算出し、この逆数を求めターミナリアべリリカ抽出物を100%としたときの各原料の効果の比(効力比)を求めた。 - 浜亮介ら.機能性原料のリパーゼおよびαグルコシダーゼ阻害活性一作用機序からみた機能性表示食品の安全性について一.薬理と治療. 48.1261-1265.2020.
さらに、「食事の糖や脂肪の吸収を抑える」というデータが研究によって証明されました。
【機能性の優位性】
ターミナリアベリリカの臨床試験結果
-
摂取方法:試験食品または対照食品を、負荷食(カレーライス)をとる前に摂取。
摂取前~摂取2時間後の血糖値変化量から算出 - 対象者:20歳以上65歳未満で、空腹時血糖値100~125 mg/dLまたは75gOGTT2時間値が140~199 mg/dL、かつ随時血糖値が200 mg/dL未満の正常高値または糖尿病境界域者
- 対象者数:46人
- ターミナリアベリリカ由来没食子酸の摂取量:試験食品 20.8 mg/日 対照食品 0 mg/日
- 友澤ら:薬理と治療, 47(8), 1245-51, 2019.より改編
-
摂取方法:試験食品または対照食品を、脂質を多く含む食事
(ラード・バター入りコーンポタージュ、プレーンベーグル)をとる前に摂取。
摂取前~摂取6時間後の中性脂肪変化量から算出 - 対象者:健常成人
- 対象者数:34人
- ターミナリアベリリカ由来没食子酸の摂取量:試験食品 20.8 mg/日 対照食品 0 mg/日
- 草場ら:薬理と治療, 43(8), 1175-1180, 2015より改編
そこから10年以上の開発期間を経て、2016年には機能性表示食品の関与成分として届出が受理されました。
さらに、発売当初の機能に加え、尿酸値が高めの方の食事のプリン体による食後の尿酸値の上昇を抑える機能も新たに実証されています。
このように、発売後も、機能性素材の有効性・安全性の検証を通じた作用機序の解明を進めるなど、日々、幅広い研究を続けています。
国際基準の徹底した品質管理を。
当社では、お客さまはもちろん、社員である自分自身やその家族も一人の「愛用者」であることを常に認識し、大切な家族に心から自信を持って提供し続けられるかという考え方のもと、製造パートナー社と共に製品の品質管理を重視・徹底し、品質の維持と向上を目指しています。
-
まず、私たちの製品は、入念な検査により、その純度と有効性の確認を経て厳選された安全な原材料を使用しています。製造過程では、先進の技術と高度な設備を使用し、衛生管理にも細心の注意を払っています。
各工程での検査はもちろん、最終製品も厳格な品質テストを通過することが義務付けられています。 -
また、私たちは国際的な品質管理基準に準拠し、定期的な内部監査と外部の第三者機関による監査を受けています。これにより、常に高い水準の品質を保つことができるとともに、製品の安全性と効果についても自信を持ってお届けすることができます。
-
さらに、お客さまからのフィードバックを大切にし、継続的な改善を行っています。お客さまの声を品質向上に反映させることで、より優れた製品を提供し続けることが私たちの使命です。
-
化粧品の製造に関する品質・安全性に関する国際規格ISO 22716 (化粧品GMP)を取得。
-
ビタブリッドCパウダーは、ICID(国際化粧品原料規格集)に登録されています。
-
2018年9月に、世界的に権威のあるドイツ皮膚科学研究所「Dermatest」の認証により、5つ星評価(皮膚無刺激認証)獲得。※5※6
※5 すべての人に刺激がでないわけではありません。
※6 Product:Vitabrid C Hair
当社の製品は、品質管理を徹底したGMP基準の工場で製造しています。原料の受け入れから最終製品の出荷に至るまで、全工程において製品の品質の確保に努めています。
以下より、品質管理体制の一例について、詳細をご紹介いたします。
高品質で安心・安全な製品のご提供を第一に考え、FSSC22000、健康補助食品GMP、NSF-GMPなどの国際標準の考え方に沿って品質マネジメントの強化をはかり、品質保証レベルを向上させることで、お客さまへの食の安全・安心の提供に取り組んでいます。
検査項目 | 規格値 | 試験方法 |
---|---|---|
異物 |
混入の 無いこと |
でき上がった錠剤を抜き取りにて外観確認を行い異物が混入していないかを確認します。 |
水分値 | 8%以下 | 水分測定器を使用し、製品に含まれる水分値の確認を行います。 |
一般 生菌数 |
1.0×104個/g以下 | 好気(酸素のある状態)条件下、48時間培養時に生育する菌の数をカウントしています。 |
大腸菌群 | 陰性 | 好気(酸素のある状態)条件下で、24時間培養で生育する菌の有無を確認しています。 |
- 水分値:水分は、製品の安定性(変色、劣化など)に影響を与えるため、基準を設けて管理しています。規格値は使用する原料が含んでいる水分値を元に決めています。
- 微生物検査の目的:食品中に病原微生物などが存在しない、または、一定菌数以下であることを示すことにより、当該食品が衛生的に問題がないことを示すために実施しています。
-
◆一般生菌数:食品の衛生状態を評価する指標
菌数は、商品が腐敗する菌数を目安に設定しています。一般的な食品の初期腐敗は1,000,000cuf/gですが、それよりも厳しい数値で当社は管理しております。 -
◆大腸菌群:食品の衛生状態を評価する指標
自然界に由来する菌種を多く含むものですが、大腸菌(E.coli)など健康被害を及ぼす菌を含んでいないかをいち早くリスクを察知するための検査を実施しています。
通常検査にて一般生菌数や大腸菌群の検査を実施していますが、大腸菌群検査で菌が確認された際に、菌種を特定するために、下記機器を使用して、菌の培養、菌種の特定を行い安全性の確認を行っております。
-
迅速培養装置
- 一般生菌、カビ・酵母の検出時間を短縮、かつ迅速で正確な判定検出時間が短縮されることで、異常を迅速に発見可能となります。
-
迅速微生物同定装置
- ○大腸菌やカビなどが検出された微生物の菌種の同定が可能です。
- ○確認された微生物が健康被害に影響のある菌種であるかが迅速に検出可能です。
全43項目において3ヶ月間の長期摂取を行い、安全性に問題がないことを確認しております。
【検査項目】
収縮期血圧、拡張期血圧、脈拍数
血液学検査:白血球数、赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリット、MCV、MCH、MCHC、血小板数
血液生化学検査:総タンパク、アルブミン、AST、ALT、LD(LDH)、総ビリルビン、ALP、γ-GTP、尿素窒素、クレアチニン、尿酸、ナトリウム(Na)、クロール(Cl)、カリウム(K)、カルシウム(Ca)、リン(P)、空腹時血糖、HbA1c、インスリン、総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪、リン脂質
尿定量検査:pH、比重
尿定性検査:タンパク定性、糖定性、ウロビリノーゲン定性、ビリルビン定性、尿中ケトン体、潜血反応
製品化される前の原料の受け入れ時には、品質に問題がないことを試験成績書にて確認しております。
原材料の取り違えなどによる誤投入防止対策や意図しない原料の混入防止対策を徹底しております。
【原材料の取り違えなどによる誤投入防止対策】
配合する原料は全て管理コードを付与して、厳密に管理しています。製造の際は、資料上と現物のバーコードを読み取り、すべて一致した上で作業するため、取り違えなどによる誤投入が生じることはございません。
【異物混入対策】
各工程にマグネットやふるいなどの検査機器を設置し、異物の混入対策を行っております。
【原材料表示に記載のない、意図しない原料の混入防止策】
同じ製造ラインで前に製造した製品の原材料を残存させないため、洗浄検証で問題がないことを確認します。
さらに定期的に洗浄方法に問題がないかを確認しているため、意図しない原料が混入することはございません。
製造ごとに「異物混入検査」、製品の劣化などに影響を与える「水分値の検査」、製品が衛生的に問題がないことを示す「微生物検査」を実施し、安全性に問題がないことを確認しています。
品質保証と品質管理を徹底し、より良い製品をお届けし続けられるよう、尽力してまいります。